アトピーなどの慢性皮膚炎は免疫異常が原因?
前回、お話した腸内環境とお肌の話の続きで今日はお肌と免疫について書きますね。
そもそも免疫って何ぞやって思う人も居るから説明しますね。
免疫はですね、、、
超簡単に言うと体を守る生体反応です。
また、2種類ありまして。
液性免疫:抗体を産生することによって成立する免疫
細胞性免疫:抗体によらずT細胞そのものが働いて成立する免疫
液性免疫についてもう少し詳しく書くと、抗体(免疫グロブリンという分子量15万くらい)による免疫です。
アルファベットのYみたいな形をしているやつですね。
抗体の特徴として
①特異的である。
抗原と特異的に結合し抗原抗体反応を引き起こす。
(これがアトピーやスギ花粉症の原因)
②1人の人が産生できる抗体の種類は極めて多いです。
病院のアレルギー検査の項目ってものすごいたくさんあるんですよ!ハウスダスト、ダニ、樹木花粉、イネ科植物、雑草花粉、真菌細菌類、動物、昆虫、
寄生虫、職業性アレルゲン、食品、薬物。
上記は分類しただけで更に細かく分けると膨大な数に(驚)
ここで何故、お肌と免疫が関係しているかというとハウスダストやダニ、花粉などに免疫機能が異常に反応してしまって抗原抗体反応を起こしてしまって居るからなんです。
自身の身体が一度でも異物と判断してしまうと抗体を産出して抗原抗体反応を起こします。
アトピーも一概に抗原抗体反応だけがすべての原因では無いですが、深く係わっています。これ以外にも乾燥やストレスなどの起因もありますよ。
ただ、昔の人ってあまり花粉症になってる人やアトピーになってる人ってあまり居ませんよね。80代くらいの方々は、、、
どうしてですかね?
わかりますか?
要は異物って自分の身体が判断しないんですよ!
えっ?
って思いますよね。同じ人間なのに、何故って?
それは現代の生活環境が良くなりすぎたせいにあると思っています。
昔は今みたいな優秀なハンドソープとかなかったですよね。
ボタンプッシュでアルコール消毒できる道具なんかも。
だから、異物となる細菌やウイルス、寄生虫に暴露する頻度が現代人と違います。
それによって抗体は本来の敵(細菌やウイルス、寄生虫)に攻撃を仕掛けます。
それに引き換え現代人は頻繁に手を洗うなどして本来の敵との暴露頻度が減少しました。
これにより、敵と認識しなくてよい花粉、ダニ、ハウスダストなどを攻撃してしまいます。
だから、もうアレルギー検査で色々な項目で引っかかる人は超攻撃的な免疫機能ですね。
攻撃しなくていいのに攻撃しまっくっちゃう。
私もスギやダニはアレルギーレベルMaxなのでもう超攻撃的ですね(笑)
ただ、その免疫機能をうまく調整してくれるのが腸内環境を整えることで改善できる可能性があるんですよ。
それがこれ↓
アレルナイト